自分用のパソコンを買い替えました。
中古パソコン専門サイトの管理人なので、買ったのは当然中古パソコン。dynabook G83/HUという商品で、第11世代Core i5搭載モデルです。
この記事では、中古パソコン専門サイト「ちゅーぱそ!」の管理人が、自分用パソコンとしてdynabook G83/HUを選んだ理由について、本体レビューも含めてくわしく解説します。
dynabook G83/HUの特徴、おすすめポイント、中古品として選ぶ際の注意点などをもれなくお伝えします。
- dynabook G83/HU、G83/HSが気になる
- 中古のノートパソコンを検討している
- 軽くて使い勝手のいいノートパソコンが欲しい
- メインで使える高性能で高品質な中古ノートパソコンが欲しい
- おすすめの中古パソコンが知りたい
こんな方はぜひお読みくださいね
dynabook G83/HU(HS)の魅力って何?
今回購入したdynabook G83/HUはこんな仕様です。
同世代のモデルにはG83/HSという型番のものもありますが、調べたところ仕様的にはあまり差はない模様です。
モデル名(型番) | dynabook G83/HU(A6G9HUFAD626) |
---|---|
CPU | Intel Core i5-1135G7 (2.40GHz) |
OS | Windows 11 Pro |
グラフィックス | 内蔵:Intel Iris Xeグラフィックス |
メモリ | 8GB(16GBに増設) |
ストレージ | 256GB(1TBに換装) |
ディスプレイ | 13,3型 FHD IGZO液晶(1,920×1,080) |
バッテリー(実測残量) | 53,130(52,267)mWh |
インターフェース | USB3.1(Gen1)Type-A×2/Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2/RJ-45 有線LANコネクタ/HDMI/microSDカードスロット |
生体認証 | 顔認証・指紋認証 |
本体サイズ/重さ | W306×D210×H17.9mm/875g |
搭載CPUは第11世代のインテルCore i5 1135G7。メモリ/ストレージは購入時は8GB/256GBでしたが、あとで自分で16GB/1TBに増設して使っています。
ブログ執筆にかかわるほぼすべての作業をこの1台で完結しています。IllustratorやPhotoshopといったAdobe系ソフトを同時に立ち上げて切り替えながら作業していますが、特に何の問題もなく動作はいたってスムーズです。
中古パソコンとしてこのモデルを購入した理由は非常に多いのですが、ざっくり以下の3点にまとめて解説します。
1kg切りの超軽量ボディ
dynabook G83シリーズの最大の特徴は本体重量の軽さ。これは今回購入したG83/HUに限らず、歴代モデルに共通した美点です。
カタログスペック上は875g。実際に計ってみた重量はそれを下回る860gほどでした。
ACアダプターは250g弱。決して重たくはないですが、携帯性を考えて市販のものを使っています。
Ankerの65W ACアダプター。2mのUSB Type-Cケーブルと合わせても170g弱と軽量で、スマホでもノートPCでも何でもとりあえず充電できて便利なので、家族分含めて4個も買ってしまったお気に入りです。
マグネシウム合金製の強靭ボディ
1kg切りの超軽量ボディを実現しているのが本体・カバー・底面にも使用されているマグネシウム合金。
写真のように本体の端を持ってもミシリとも言いませんし、キーボードを打鍵しているときに本体がたわむようなこともありません。
プラスチックとは異なる少しひんやりとした手触りもいい感じです。
こうしたしっかりとコストのかかった高品質なパソコンが安く買えるのは、中古パソコンの醍醐味ですね。
優れた基本性能
G83/HUを選んだふたつめの理由は、スキのない優れた基本性能にあります。
第11世代Core i5搭載
購入したdynabook G83/HUに搭載されているCPUは第11世代のIntel Core i5-1135G7。PassmarkのCPUベンチマークスコアは9,767です(記事執筆時)。
これまで使っていたThinkPad X1 Carbon Gen6 に搭載されていた第8世代Intel Core i5-8250Uのスコアが5,869ですから、1.6倍以上のスコアアップとなります。
このブログを制作するにあたっては、ブラウザでいくつものタブを展開し、画像編集や図版作成でAdobeのPhotoshopやIllustratorといったソフトを使っています。
これまでの第8世代CPUではこれらのソフトを単独で動かすことは可能でしたが、同時に立ち上げての並行作業はとても無理でした。
しかしG83/HUではこれらの作業も全く問題なし。これはCPUに内蔵されているIntel Iris Xeグラフィックスや、後述するメモリ増設の影響も大いにあるとは思いますが、非常に快適な制作環境が手に入ったと思っています。
大容量バッテリー搭載
本体重量1kgを切る軽量ボディでありながら、バッテリーは5,300mWhの大容量タイプを搭載。購入した個体もバッテリーコンディションが非常にいい状態だったので、外出時の作業もまったく問題ありません。
高輝度IGZO液晶ディスプレイ
ディスプレイにはシャープの開発した高輝度・省電力のIGZO液晶を採用。画面解像度はフルHD(1,920×1,080)です。
ただし同じG83/HU(HS)でもHD解像度(1,366×768)のモデルもあるので、中古を購入の場合はよく確認ください。
またディスプレイは180度フラットに開くタイプで、これは前の機種(X1 Carbon)でも非常に便利でした。
高い拡張性
G83/HU選定理由の3つめは、軽量モバイルノートらしからぬ高い拡張性にあります。
メモリ増設可能
dynabook G83シリーズ以外の、他社軽量モバイルノートPCは、メモリが基盤に直付けされていて交換・増設ができないものがほとんどです。それは以前使っていたThinkPad X1 Carbonも同様でした。
しかしG83シリーズは、標準メモリが本体直付けな点は変わりませんが、そのほかにPC4-25600(DDR4-3200)規格のメモリスロットがひとつ空いているため、そこに16GBまでのメモリを増設可能。本体8GBの場合、最大で24GBまでの仕様にアップグレードできます。
今回は8GB構成の商品に、手近にあった8GBメモリを挿して16GBで運用しています。
製品仕様を細かく指定することができない中古パソコンにおいて、メモリ増設の余地がある点はG83シリーズを選ぶ大きな理由になっています。
ただし、第12世代CPUを搭載した次の世代のモデル(G83/KU・KV)ではメモリ増設不可の仕様に変更されてしまっているため、メモリ増設可能な最新世代は、第11世代CPU搭載のG83/HU・HSとなります。
これがこの機種を選んだ一番の理由なのね!
充実した外部接続端子
外部接続端子類が充実しているのもこのモデルの大きな魅力です。
今どきのインターフェースの基本となるUSB端子はType-A(USB3.1)が左右に1つずつ、Type-C(Thunderbolt 4)が本体左に2つ搭載されていて十分な数。
さらにRJ-45有線LANコネクタ、HDMI、microSDカードスロットに3.5φマイク・イヤホンコネクタと、13,3型のコンパクトなボディに考えられるものは全部装備した「全部入り」構成となっています。
Thunderbolt 4対応
本体左側に装備されている2つのType-Cは両方ともThunderbolt 4に対応。
4Kまでの外部ディスプレイ2台に接続が可能です。
さらに最近一部の界隈で話題になっているeGPU(外付けGPU BOX)との接続も可能な仕様。ビジネス用の中古ノートパソコンがゲーミングPCに化けてしまうかも?といったロマンあふれる構想も可能です。
いつか試してみたいなと思ってます
dynabook G83/HU(HS)の注意点って何?
このように中古の軽量モバイルノートパソコンとしてかなりの魅力を持ったdynabook G83/HU(HS)ですが、購入にあたってはいくつかの注意点があります。
在庫が少なく価格差も大きめ
dynabook G83/HU(HS)は2021年から2022年に発売されていたモデル。まだ十分な数の在庫が中古市場に出回っていません。
日ごろから中古パソコンショップのサイトをチェックして、ある程度時間をかけてじっくり探すといいでしょう。
また、在庫が少ないため価格の相場らしいものがあまりないのが現状。下は4万円台から上は10万円くらいまで、仕様やコンディションによって結構価格差が大きいようです。
細かな仕様を確認する
G83/HU(HS)は製品の仕様にけっこうバラつきがあります。大きな点では以下の3点をチェックしましょう。
- ディスプレイの仕様
- 生体認証の有無
- OSのインストール方法
今回購入したG83/HUはIGZOパネル版のフルHD液晶でしたが、製品仕様としてはIGZOでないフルHD、解像度1,366×768のHD液晶もラインアップされています。ディスプレイは解像度と仕様をチェックしましょう。
また、生体認証として顔認証と指紋認証が装備されている機種といない機種があります。顔認証は外観上の確認が少し難しいのですが、指紋認証の有無はタッチパッドの左上を見ればわかるので商品画像でも確認できるでしょう。
そして、フリマやオークションサイトなどに出品されている商品に多いのが、Microsoftの標準仕様でWindowsがインストールされているもの。
別に仕様的に間違いではないのですが、dynabookの純正ツールで作られたインストールメディアからインストールしないと、dynabookの独自機能が使えません。商品写真の壁紙が赤いdynabookの壁紙になっていない商品は疑ってみた方がいいでしょう。
このように、製品仕様にバラつきがある点を理解して、細かな部分の違いを見逃さないようにするのが、G83/HU(HS)の購入のコツです。
dynabook G83/HU(HS)はどこで買えばいいの?
高年式で在庫が少なく、細かな仕様の確認が必要なdynebook G83 HU(HS)。
いったいどこから買えばいいのでしょうか?
当サイトがご紹介している数多くの中古パソコン専門店の中でも、この商品の購入先としてふさわしいと考えたのは2店舗です。
Be-Stock|細かな製品仕様への質問とカスタマイズ対応
dynebook G83 HU(HS)の購入先として最初にご紹介したいのがBe-Stockです。
このショップの特徴は購入前の商品に対する質問にかなり丁寧に答えてくれる点と、購入商品のカスタマイズが可能な点。
細かな製品仕様を確認したい、メモリを増設したいという、dynebook G83 HU(HS)購入希望者のニーズに柔軟に対応可能なショップです。
ただし記事執筆時点では残念ながらdynebook G83 HU(HS)の在庫はありませんでした。
下記にdynebook G83シリーズ全般で検索したページのリンクを貼っておきますので、こまめにチェックしてみてください。
G83 HU(HS)の在庫はありますか?って聞いちゃってもいいよね
\購入前の質問にも新設対応!カスタマイズ可能/
Be-Stockの概要
法人モデル中心でThinkPadに強い!
- 企業・団体へのシステムインテグレーション事業を展開する「アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社」が運営
- レノボのThinkPad専門の専門店と、その他の中古パソコン専門店の2店舗
- 1993年設立の実績ある中古パソコンショップ
- 法人モデル中心だがMacやiPadの在庫も豊富
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
良レベル | 明確・詳細 | 1年間 | 1,100円 | 30年の歴史 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 多少あり | 在庫なし | 常時在庫 |
\1年保証!30年の実績!/
Qualit|ワンランク上の品質、高年式モデルも在庫
ふたつめにご紹介するのはQualit。
実は当サイト管理人が今回自分用に購入する前に、家族用に同じモデル(HD液晶のG83/HS)を購入した実績のあるショップです。
家族を人柱に使ったんだよね
え?そうなの?
そういう言わなくていいことは言わないの
その時に感じたのは中古パソコンとしての品質の高さ。Be-Stockのようなカスタマイズ対応はできませんが、当面メモリは8GBで十分という方にはおすすめできるショップです。G83 HU(HS)の在庫も比較的頻繁に入ってきているようです。
下記にG83/HU(HS)と、少し重量の重い(それでも1,2kg程度)のS83/HU(HS)の在庫を検索したリンクを貼っておきます。ご参考になさってください。
\ワンランク上の品質!当サイト購入実績あり/
Qualitの概要
大手運営の安心感/ワンランク上の品質管理が魅力
- 大手通信商社「横河レンタ・リース」が直接運営する中古パソコンショップ
- 日本ヒューレット・パッカードのプラチナパートナーとしての実績を生かした豊富な商品在庫、厳格な品質管理が特長の信頼できるショップ
- 商品ラインアップは法人モデル(HPが主力)中心でコンシューマモデルはほぼ扱いなし
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
セール品有 | 厳選商品 | 1年間 | 1万円以上無料 | 大手商社運営 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 取扱なし | 業務用WS | 取扱なし |
\業界基準を超えた厳格な品質管理!/
まとめ|dynabook G83/HU(HS)をちゅーぱそ!管理人が選んだ理由は?
当サイト「ちゅーぱそ!」管理人が、自分用にdynabook G83/HU(HS)を選んだ理由、その魅力と注意点を実機レビューも交えてご紹介しました。
- 1kg切りの軽量ボディはマグネシウム合金製で高強度
- 第11世代高性能CPU搭載
- 有線LAN、Thunderbolt 4など外部接続端子が充実
- メモリ増設可能(8GBモデルの場合最大24GB)
- 在庫が安定せず価格差も大きい点は注意
- 製品仕様は細かく確認が必要
中古パソコンとしては高年式で価格も高めなので、安い中古パソコンが欲しい方にはおすすめできませんが、メインマシンとして使える軽くて高性能なノートパソコンを、10万円以内で手に入れたいという方にはお勧めできるモデルです。
この記事がみなさんの中古パソコン選びの参考になれば幸いです。