【PR】この記事はメーカーよりソフトを提供いただいて執筆しています。
パソコンを長く使っていると、誰でも一度は経験するのが「うっかりデータを消してしまった!」という瞬間。
大事な旅行の写真、数ヶ月かけて作った作品、捨ててはいけない重要書類…。ゴミ箱を空にしたあとに「あっ!」と気づいて、頭の中が真っ白になったことはありませんか?
ひょっとすると、今まさにそんな状況になってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな時に頼りになるのが「データ復元ソフト」。
削除して見えなくなったファイルを、特殊なスキャンで探し出し、元に戻すためのツールです。
とはいえ、市場にはたくさんの製品があり、初心者の方にはどれを選べばいいか迷うところです。値段も機能もバラバラで、中には使い方が複雑だったり、日本語に対応していないソフトもあります。
そこで今回取り上げるのが 「RecoveryFox AI」。
名前にある通り“AI”を活用したスキャン機能が特徴の、比較的新しいデータ復旧ソフトです。
なんと機能の一部は無料で使えて、使い勝手もいいと評判です。
今回は、メーカー様のご厚意でソフトを提供いただきましたので、まずRecoveryFox AIの概要や特徴、料金体系をわかりやすく解説。
後半では、実際にソフトをインストールして検証します。
企業提供案件ではありますが、忖度なし、公平・正直なレビューをお届けします。
- RecoveryFox AIってどんなソフト?
- ほかのデータ復旧ソフトと何が違うの?
- 消してしまったデータを今すぐ復元したい
- 初心者でも使えるかんたんな復元ソフトを探している
- できればある程度無料で使いたい

こんな方はぜひお読みくださいね
RecoveryFox AIの特長
RecoveryFox AIの最大の特長は「AIスキャン」です。
従来の署名ベース(ファイルのヘッダや拡張子の痕跡を探す)だけでなく、AIがファイル断片のパターンを学習して、より断片的なデータからでもファイルを推測して復元候補を出すことができます。
スキャンは無料・スキャン方法は2種類
「RecoveryFox AI」では、復元させるデータを探し出すスキャンまでは無料で利用可能。
スキャン方法はクイックスキャンとAIスキャンの2種類があります。
- クイックスキャン
- 短時間で最近削除されたファイルの痕跡をざっと探す。まずはこちらを試すのが手順として合理的。
- AIスキャン
- 時間はかかるが、より深くディスク全体の断片を調べ、フォーマットや長時間経過したデータの復元率を上げるためのモード。
通常は、まずクイックスキャンを実施して、見つからなければAIスキャンを実行するのがおすすめとされています。
クイックスキャン実行後は、そのままにしておくと自動でAIスキャンが始まりますが、スキャンに時間がかかる場合や目的のファイルが見つかった場合は、いつでもスキャンを中止することも可能です。
プレビュー機能も無料で使える
スキャン結果は画像やドキュメントをプレビューして内容が確認できるので、ファイルを誤って復元してしまうリスクを減らせます。
無料版でもプレビューまでは可能なので、先に中身を確認してから購入→復元ができるのはうれしいポイントです。
多彩な対応デバイス・対応ファイル形式
一般的なでデバイス・ファイル形式に広く対応しています。
- 対応デバイス
- 内蔵HDD/SSD、外付けHDD、USBメモリ、SDカード、デジカメのメモリなど
- 対応ファイルシステム
- NTFS、FAT32、exFATなど主要なファイルシステムに対応
- 対応ファイルタイプ
- 写真、動画、音声、Office文書、PDF、圧縮ファイルなど多種類
- 対応OS
- Windows専用
- 日本語対応
- アプリ・サポートともに日本語に対応
ただし、特殊なRAID構成や企業向けの特殊ストレージ、極度に破損したメディアやデータは復元できない場合があります。
まずは無料版ソフトでスキャンしてみて結果を確認するのがいいでしょう。
RecoveryFox AIの製造元
「RecoveryFox AI」は WonderFox(WonderFox Soft, Inc.)が提供している製品です。
開発元であるWonderFoxは、動画変換、動画ダウンロード、DVDリッピングなどのマルチメディア系ソフトで実績のある企業で、RecoveryFoxはそのデータ復旧分野の新商品という位置づけです。
RecoveryFox AIの料金
記事執筆時(2025年8月)の販売価格は以下の通りです。
価格はセールや為替などの影響で変動する可能性がありますので、購入時は公式ページで最新価格を確認してください。
1週間ライセンス | 7,980円(税込) |
---|---|
1ヶ月ライセンス | 9,980円(税込) |
1年間ライセンス | 11,980円(税込)※ |
永久ライセンス(1台分) | 15,980円(税込)※ |
一時的な誤削除であれば「1週間」や「1ヶ月」の短期ライセンスで十分なことが多く、まず試すにはコストを抑えられておすすめです。



まずは無料版でスキャン・プレビューまで試してみてね
RecoveryFox AIをレビュー!


それでは実際に、RecoveryFox AIを使ってみましょう。
まずはインストールと操作手順について解説します。
「RecoveryFox AI」のインストール・操作手順
インストール
アプリ起動・スキャン実行


アプリを起動します。起動時にいくつかの確認画面が出てくるので「はい」を選択してください。
起動すると上のような画面が現れます。スキャンしたいドライブをクリックするとスキャンが開始されます。


画面右上の「歯車」アイコンをクリックすると細かな設定が行えます。
当サイト管理人はすべてチェックして進めました。
スキャン結果確認(ここまで無料)


スキャンはクイックスキャンとAIスキャンの2回行われます。
レビューした感じでは、クイックスキャンで検出されたファイルはかなり復元率が高い印象です。
クイックスキャンで目的のファイルが検出できそうであれば、スキャンを途中で終了することも可能。後で再開することもできます。
スキャンされたデータは「パス別」「種類別」で確認が可能。
復元したいファイルが見つかった場合は「データ復元」ボタンを押して進みます。



ここまでは無料でできます!



課金するかどうかの判断をこのタイミングでするんだね
ライセンス購入・復元


「データ復元」ボタンを押すと上のような画面が現れます。
左下の「オンライン購入」ボタンを押して、公式サイトでライセンスを購入します。


4つのプランからお好みのプランを選択して購入手続きを済ませると、ライセンスキーが付与されます。
先ほどの画面に戻りライセンスキーを入力、承認されるとデータ復元が使えるようになります。


「データ復元」ボタンを押すと復元ファイルの保存先を聞かれます。
復元したいファイルがあるドライブとは別のドライブを指定して「OK」を押すと復元が開始されます。


復元が完了すると上のような画面が表示されます。「OK」を押して復元したファイルを確認しましょう。



これで作業は完了です



特に難しい操作はなかったね
「RecoveryFox AI」をさまざまな条件で検証
それではお待たせしました。「RecoveryFox AI」を実際にテストしていきます。
検証にあたっては下記のようなメディアを用意し、さまざまな条件で「RecoveryFox AI」をテストしました。
- NTFS形式でフルフォーマットされたUSBメモリ(1GB)
- 「test」と名前を付けたフォルダがひとつ保存されている(約80MB)
- フォルダ内はテキスト、画像、動画、Adobe系ファイルなど100ファイル以上保存
- 一部は素材や用途ごとにフォルダ分け




当サイト掲載記事の制作用素材をまとめたフォルダで、テキストや画像、Adobe系ファイル(.ai/.psdなど)も含まれています。
フォルダ内にさらに細かなフォルダに分かれていて、素材や目的ごとに分類されています。
このデータを、さまざまなトラブルを想定した以下のようなテストで検証しました。
- フォルダごとデータ削除(ゴミ箱も空)
- USBメモリをクイックフォーマット
- USBメモリをフルフォーマット
- データ削除後に別データを上書き保存
- 上書きファイルの履歴データ復元
フォルダごとデータ削除(ゴミ箱も空)
まずは一番あるあるな「ごみ箱に捨てて空にしてしまったファイルの復旧」。
「test」フォルダをゴミ箱に移動、ゴミ箱も空にした状態で「RecoveryFox AI」にかけました。
結果はまったく問題なし。
フォルダ構造も含め完全な形で復元できました。
USBメモリをクイックフォーマット
次に「test」フォルダを保存したままUSBメモリをクイックフォーマットした場合。
こちらもデータ自体の復元はできました。
しかしフォルダ階層までは検出できず、ファイルが同一階層に並んだ状態となりました。
復元後、別途整理が必要そうです。
USBメモリをフルフォーマット
フルフォーマットされたUSBメモリからは、データの検出も復元もできませんでした。
データ削除後に別データを上書き保存
今度は「検証①」のデータを削除したメモリに、新たなデータを上書き保存した場合。
データ削除済み(フォーマット未実施)メモリに、新規書類(「あか」というファイル名の.pptx)を保存した状態でスキャン。裏に隠れた「test」フォルダを復元できるか検証しました。
結果としては、ファイルの復元は成功。しかしフォルダ構造は維持されていませんでした。
上書きファイルの履歴データ復元
検証④で作成した「あか.pptx」というファイルを流用して、新たな「あお」というファイルを作成しようとしたところ、誤って上書き保存。ファイル名は「あか.pptx」のまま、中身が「あお」に更新されてしまったというシチュエーションを再現したテスト。
履歴データを復元し、元の「あか」ファイルを取り戻すことができるかを検証しました。
結果としては、検出・復元には成功。「失われたフォルダーのファイル」というフォルダが生成され、その中に「~$あか」というpptxファイルが格納されていました。
しかし復元されたファイルをPowerPointで開こうとしたところ「ファイルが破損している」というアラートが出て開くことができませんでした。
検証結果まとめ
今回行った5つの検証結果を「検出性」「復元性」「完全性」の3項目で評価します。
検出性 | 復元性 | 完全性 | |
---|---|---|---|
データ削除 | 検出可能 | 復元可能 | 問題なし |
クイックフォーマット | 検出可能 | 復元可能 | 再現できず | フォルダ構成
フルフォーマット | 検出できず | 復元できず | ー |
別データ上書き | 検出可能 | 復元可能 | 再現できず | フォルダ構成
履歴データ復元 | 検出可能 | 復元可能 | ファイル破損 |
今回の検証では、単純なデータ削除の場合なら問題なく復元が可能。条件が厳しくなるにつれて少しずつ問題は出てくるものの、全般的には検出率・復元率ともに高いと感じました。
5つ目の「履歴データ復元」については、ファイル破損がたまたまなのかどうかについて判断できなかったため「?」という評価とさせていただきました。
使用感・価格について
検証を通じて製品のインストールから試してみましたが、使用感はとても良かったと感じます。
難しい操作は一切なく、初心者の方でも安心して使えるでしょう。
価格についても、データの検出・確認まで無料でできる点、一般的な買い切り型以外にも期間を区切ったプランも選べる点は「今だけ使いたい」といった緊急度の高い利用ニーズに合っていると感じます。
購入のタイミングと案内方法も適切でした。



初心者の私にも使いやすいと思いました
まとめ|RecoveryFox AIは無料でどこまで使えるの?
最新データ復元ソフト「RecoveryFox AI」について、特長解説と検証レビューをしてきました。
- RecoveryFox AIはAI機能を備えた最新データ復元ソフト
- Windows専用・日本語対応
- 消失データの検出・確認までは無料
- 「今だけ使いたい」のニーズにも応えた料金プラン
- 初心者にもやさしい使用感
- 検出・復元性は高いが、条件次第で結果は変わってくる
RecoveryFox AIはWindows向けのAI搭載データ復旧ソフトで、初心者向けのシンプルな操作感と、日本語対応など、親切なUIが特長です。
無料版でスキャンとプレビューができるため、「見つかるかどうか」をまずチェックしてから購入を判断できる点が初心者に優しい設計です。
価格は短期〜永久まで複数プランがあり、用途と頻度に応じて選べます。
検出性能も高く、いざという時の頼みの綱として使える、優れたデータ復元ソフトといえるでしょう。
この記事がみなさんのパソコンライフのお役に立てれば幸いです。