みなさんは「パソコン有償譲渡会の闇」ってご存じでしょうか?
2024年9月、とあるYouTube発信者の方が、自宅にポスティングされていたチラシを見て参加した「パソコン有償譲渡会」の様子を動画配信されたのですが、その内容と顛末が非常に話題となっています。
この記事では「パソコン有償譲渡会の闇」が話題となった経緯と、それを主催する謎の多い団体「JEMTC(ジェムテク)」について、同団体のホームページに掲載されている公開情報を元に解説します。
- 「パソコン有償譲渡会」について知りたい
- 「パソコン有償譲渡会の闇」って何が闇なの?
- 有償なのに譲渡ってどういうこと?
- 「パソコン有償譲渡会」はどこが主催しているの?
こんな方はぜひお読みくださいね
「パソコン譲渡会の闇」が話題な理由
「パソコン譲渡会の闇」が話題になったのは、一本の動画が発端でした。
2024年9月、パソコン修理会社を営みながらYouTube配信を行っている「パソコン修理屋の豆知識(チャンネル登録者数37万人)」の「うえもっちゃん」さんが、自宅にポスティングされていた「パソコン有償譲渡会」のチラシを見て興味を持ったことから、実際に譲渡会場に足を運び、その様子をレポートされました。
この動画はわずか数日で30万回以上の再生数を記録するほどの大ヒットとなったのですが、後日投稿主のうえもっちゃんさんご自身から「この動画を削除する」との発表があり、9月23日をもって当該動画及び削除のお知らせをした動画も非公開となりました。
このような経緯から「圧力がかかったのではないか」「かえって闇があることが証明された」など、ネット上ではちょっとした騒ぎになっています。
「パソコン有償譲渡会」って何?
「パソコン有償譲渡会」とは、以下のようなイベントです。
- 限られた資源の有効活用、温室効果ガス(CO2)削減を目的としている
- 全国各地の市民文化会館・商工会議所の施設を利用して巡回開催を実施
- 大企業や官公庁においてリースで使用されてきた機器を、リース期間満了後にデータ消去・初期化の上、新たな認証OS等必要なソフトをインストールし、機器希望の方に有償にて譲渡
ひとつめの目的からしてすでに何を言っているのかわかりませんが、要は再生パソコンの普及を通じて世の中に貢献していきたいお考えの様子です。
企業や官公庁から払い下げられたパソコンを整備して再販している事業で、全国各地の公共施設を利用して、中古パソコンを希望者に有償にて譲渡しています。
「パソコン有償譲渡会」を主宰するJEMTC(ジェムテク)って?
「パソコン有償譲渡会」を主宰するのは、一般社団法人 日本電子機器補修協会。JEMTC(ジェムテク)という略称で呼ばれている団体です。
協会正式名称 英字表記 略称 | 一般社団法人 日本電子機器補修協会 JAPAN ELECTRONIC MACHINE REPAIR TECHNOLOGY CORPORATIONJEMTC ジェムテク |
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役員 法務顧問 税務会計顧問 | 主席理事 島村 洋一 名古屋第一法律事務所 亀澤会計事務所 真鍋税理士事務所 池田税理士事務所 |
協会所在地 本部統括部門 | 愛知県名古屋市東区白壁3丁目2番1号 愛知県名古屋市東区白壁3丁目12番13号 中部産業連盟ビル新館8階 |
生産管理センター 技術補修センター データ消去センター | 愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目17-17 鶴舞ベルビル2F 愛知県名古屋市東区白壁3丁目12番13号 中部産業連盟ビル新館4階 愛知県名古屋市東区白壁3丁目12番13号 中部産業連盟ビル新館4階 |
機器再生統括部門 | 愛知県名古屋市昭和区鶴舞2丁目17-17 鶴舞ベルビル2F |
監督官庁の認可番号 | 愛知県公安委員会 古物許可番号541021602900号 |
一般総合窓口 | TEL:052-936-8887 年末年始のぞく 10時〜17時まで |
技術補修センター | TEL:052-325-7412 平日10時〜18時まで |
加盟団体・資格取得等 | 東京商工会議所・名古屋商工会議所・大阪商工会議所・福岡商工会議所会員 プライバシーマーク取得事業所認可番号19001097(04) |
愛知県公安委員会より古物商の許可認定も受けており、プライバシーマークも取得しています。
ここには記載ありませんが、ISO 9001(品質)/14001(環境)/27001(情報セキュリティ)の認証も受けています。
事業テーマとして掲げられているのは「人と地球をみらいへ活かす」。
具体的に以下の4つの事業を展開しているようです。
- 再生電子機器の活用を広く社会に普及推進することで、良好な地球環境を次世代に活かします。
- 個人・団体の情報セキュリティーを守るための技術開発と労務提供を行います。
- 通信端末の新しい活用に向けた技術開発・普及を行います。
- 災害・貧困・障がい等をケアする慈善団体へ、情報通信端末の整備支援を行います。
ここまでは特に闇深いものは感じないね
うん、普通
「パソコン有償譲渡会」に出品されているパソコンはどんなもの?
それでは、JEMTCのパソコン有償譲渡会に出品されているパソコンとはどんなものでしょうか?
先に紹介した動画の中では出品されているパソコン一台一台を詳細にレポートされていましたが、現在は動画自体が削除されてしまっているため、その内容から解説することができません。
しかしJEMTCのホームページには、有償譲渡会に出品されているパソコンと同等と思われるスペックの商品が掲載されています。
メモリ4GB/Celeron搭載モデル
- OS・・・Windows11 Home
- CPU・・・intel Cerelon
- メモリ・・・4GB
- 容量・・・SSD120GB
- 画面サイズ15.6型 機器2年間保証
- 一台 26,000円(税込28,600円)
「初心者様に扱いやすい入門機種」として掲載されていたのはいつの世代かわからないCeleron搭載の15.6インチノートPC。
CPUの世代表記がないのでいいのか悪いのか判断できません
世代不明Core i3搭載モデル
- OS・・・Windows11 Home
- CPU・・・intel Core i3
- メモリ・・・8GB
- 容量・・・SSD120GB
- 画面サイズ15.6型 機器2年間保証
- 一台 39,000円(税込42,900円)
「起動が早く事務作業に最適な機種」として紹介されているモデル。
こちらも搭載CPUの世代表記がないので判断が難しいですね。
仮に第7世代以前だった場合は、Windows 11の推奨動作環境を満たしていないのでOSのアップデートに対応できない可能性もあります。
「起動が早く」の紹介文についてはSSD搭載なので偽りはなさそうですが、120GBでは容量として少し心許ないです。
この仕様で税込42,900円。
ちなみに当サイト管理人が中古パソコン専門店「Qualit」で購入した第11世代Core i5搭載ノートは41,800円。クーポンで10%OFFになって支払金額は37,620円でしたとご報告しておきます。
世代不明Core i5モデル
- OS・・・Windows11 Home
- CPU・・・intel Core i5
- メモリ・・・8GB
- 容量・・・SSD256GB
- 画面サイズ15.6型 機器2年間保証
- 一台 54,000円(税込59,400円)
「Core i5でメモリ8GBの高速機種」とのことですが、こちらも世代表記なし。
世代表記のないパソコンは買うべきではありません。
世代不明Core i5モバイルノート
- OS・・・Windows11 Home
- CPU・・・intel Core i5
- メモリ・・・8GB
- 容量・・・SSD120GB
- 画面サイズ13.1型 機器2年間保証
- 一台 56,000円(税込61,600円)
どのモデルもCPUの世代表記がないので「怖くて選べない」というのが本音ですね
それって買っちゃダメってこと?
気になる表記「Windows 11の不具合について」
商品ページを下までスクロールすると「Windows11の不具合に関する弊協会対応につきまして」という気になる表記がありました。
このリンクをたどると、JEMTCで譲渡したパソコンのWindows 11不具合に対する対応が記載されていましたので、その全文を転載させていただきます。
Windows11の不具合に関する弊協会対応につきまして
Windows11は2022年夏の大型アップデートから、一部メーカー機種に対し次の不具合が生じております。
不具合内容
Microsoftが発表するWindows11のインストール要件を満たしている機種でも、以下のメッセージが表示され、システム更新ができない。
表示メッセージ内容
「このデバイスはWindows11のシステム要件を満たしていません」
「アップデートを行って下さい」
弊協会としてのご対応
パソコン画面に上記のメッセージが表示された機種は、保証期間外を経過していてもすべて、別の機種への無償交換対応をさせて頂きますので、以下の専門サポート窓口へご連絡下さい。
・JEMTC Windows11不具合に関する専用サポート窓口
・052(380)1147 年末年始除く午前10時~午後5時
要約するとこんな感じです。
- Windows11は2022年夏の大型アップデートから、一部機種で「このデバイスはWindows11のシステム要件を満たしていません」の表示が出る(あらら)
- Microsoftが発表するWindows11のインストール要件を満たしている機種でも上記メッセージが表示され、システム更新ができないことがある(ホント?)
- パソコン画面に上記のメッセージが表示された機種は、保証期間外を経過していてもすべて、別の機種への無償交換対応をさせて頂きます(修理じゃなくて別機種?)
Windows 11のインストール要件を満たしていてもシステム更新ができないことなんてあるのでしょうか?
その対応が修理ではなく別機種への交換、しかもろくに調べずにすべて無条件で、というのもどうなのでしょうか?
どのみち、こうやってわざわざホームページ上で目立つように表記しているということは、それなりにこういったトラブル報告があるということになるのかもしれません。
不気味すぎます…
こうなるともう限りなくクロに近くなる印象だね
「パソコン有償譲渡会」やJEMTCへの疑問
JEMTCのホームページには「よくあるご質問」のページが常設されていますが、なぜかメニューからたどりつくことができません。
そこでいくつかの疑問に対する回答をピックアップしてご紹介します。
なお、内容については一切の編集を行わず原文のまま掲載します。全文は下記のリンクをご確認ください。
JEMTCのよくある質問への回答
- 何年前のパソコンですか?
-
企業・官公庁向けのリースで3年から6年程度使用されたパソコンです。
- スペックはどのくらいですか?
-
初心者向けの入門機として最適なメモリ2GB、HDD160GBの26000円機種から、パソコン慣れした方向けの高規格機種は38,000円、SSDやハード容量の大きい機種は50,000円台までご用意があります。
- ウインドウズ7はありますか?
-
2020年の更新サポート終了に伴い有償譲渡会ではご用意をしておりません。
- 返品はできますか?
-
機器お持ち帰り後10日間が返品可能期間です。詳細はクーリングオフへの弊社方針をご覧ください。
- 有償譲渡されるパソコンの値段決定は何を基準にしていますか
-
リースアップ後の機器の入札価格をもとに、機器の再生に要するコストと弊協会が提供するアフターサポートのコストを付加しております。これらは機器をお持ち帰り頂いたユーザー様に「安心」を提供するためのコストです。
- 機器有償資譲渡と書いてあるが、販売ではないのですか?
-
幣協会は一般社団法人であり、株主が存在しないため株主への利益蓄積を目的にしている株式会社ではありません。また活動により発生した収益は社会助成に有効活用されています。
会場で皆様にお持ち帰り頂く再生パソコンには、ウインドウズ10のosや筆まめ、オフィスソフト、初心者向けのパソコンレッスンビデオ、多彩な脳活ゲーム他が付属しています。これらのソフトは家電量販店などの店頭で販売されているものではなく、社会事業として再生パソコン用に各メーカー特別仕様でご用意してもらっています。その機器を一般の皆様に有効活用頂いているので「販売」ではなく「有償譲渡」という位置づけで開催しております。
販売ではなく「有償譲渡」の理由
JEMTCがパソコンを販売ではなく「譲渡」という理由については、下記のような説明をしています。
- 一般社団法人で株主への利益蓄積を目的にしていないため
- 活動による収益は社会助成に有効活用されている
- 家電量販店で販売されているパソコンにはないさまざまなソフトや脳活ゲームが付属した特別仕様
- その機器を一般の皆様に有効活用いただいているため
…よくわかんない
それでは上記で説明されていないことも含め少し解説します。
まず、一般社団法人であっても事業活動は可能ですが、それによって生じた利益は一般の企業のように株主へ分配すること(これを営利といいます)ができません。
しかし収益を得ること自体が禁じられているわけではなく、営利を目的としない、違法・無効な目的でない、目的が明確に定められている場合においては、その範囲で収益を得ることが可能です。
そこで得た収益は、次年度の活動への繰り越しや役員報酬に充当できます。
また「物品販売」は税法上の収益事業に該当するため課税対象となりますが、寄付や会費のような形で徴収したものについては非課税となります。
譲渡会での収益が課税対象になるかどうかについては不明ですが、仮に課税対象であるならわざわざ「譲渡」などという回りくどい表現にする理由がわかりませんし、非課税になるなら消費税を徴収している意味もよくわかりません。
ただ、「パソコン有償譲渡会」においては、販売行為を行わない非営利の活動とすることで、公共施設を利用しやすいというメリットもありそうです。
税制上や公共施設利用の点において、何かしら有利なことがあるので「有償譲渡」という表現にしているのかもしれません。
なんか裏にありそうだけどわからないというのが正直なところ
譲渡価格は適正なのか
JEMTCで譲渡対象となっているパソコンの価格は適正なのでしょうか?
ホームページには譲渡価格の裏付けとして以下のようなコストがかかっていると説明しています。
現在において再生パソコンを知っている一般消費者はまだ非常に少なく、流通規模も小さい環境です。
弊協会は再生パソコンに接する機会のない多くの皆様に向け毎週、新聞折込150万部、郵便局に依頼するタウンメール50万通、テレビ、ラジオ局への協力要請によるCM活動で週2500万円規模の予算を投入し、再生パソコンの良さを知って頂き機器をお使いになる方が増えることでCO2削減・地球温暖化防止につながることを目的に活動しております。
週2500万円ということは年間12億円以上。大手企業も真っ青の広告費です。
これだけの予算を投じてチラシを刷っておいて「CO2削減・地球温暖化防止」とは笑わせます。
株主のいる一般企業であれば「広告費に金をかけすぎ」と怒られそうなレベルですが、そこはさすが営利を目的としない一般社団法人ですね。
パソコン譲渡による収益は、他の一般社団法人としての活動費にも当然充当されていると思いますが、広告費には相当の予算がつぎ込まれ、それはパソコンの譲渡価格にそっくり反映されていると考えていいでしょう。
価格が適正かどうかはそれぞれの判断にゆだねます
CPUの世代表記がない理由
CPUの世代表記がない理由については、残念ながらホームページのどこを探しても見つけることができませんでした。
パソコンにとってのCPUの世代表記は、中古車で言ったら年式、住宅でいったら築年数にあたります。
みなさんは中古車の年式を明記しない中古車販売店から中古車を買いたいですか?
アパートの築年数を教えてくれない不動産屋を信じることができますか?
ここは完全にアウト。これだけで購入には値しません
有償譲渡会以外におすすめの購入先はないの?
JEMTCのよくあるご質問ページには「インターネットで売られているパソコンとの違いは?」と称して次のようにコメントされています。
弊協会にて有償譲渡する機器と、インターネット通販で販売されている機器には価格差の隔たりがあります。パソコンに詳しくなんでもご自身で解決できる方は弊協会のPCではなく、インターネット通販をお選びになることも選択肢の一つです。購入を検討されるユーザー様がそれぞれの特徴を検討し、必要な機器をお選び頂ければ何よりです。
あれ?価格が高いって自分で認めた?
JEMTC自らが「インターネット通販をお選びになることもひとつの選択肢」と明言しているので、おことばに甘えてJEMTCの有償譲渡会以外の選択肢として、当サイトおすすめの中古パソコン専門店を3つご紹介します。
- Be-Stock|きめ細かな問い合わせとカスタマイズ対応
- Qualit|大手リース会社直営/ワンランク上の商品品質
- PC WRAP|業界最長の3年保証
中古パソコン選びはのコツは、結局購入先選びなんだよ
Be-Stock|きめ細かな問い合わせとカスタマイズ対応
Be-Stockの概要
法人モデル中心でThinkPadに強い!
- 企業・団体へのシステムインテグレーション事業を展開する「アイ・ティー・エス・ジャパン株式会社」が運営
- レノボのThinkPad専門の専門店と、その他の中古パソコン専門店の2店舗
- 1993年設立の実績ある中古パソコンショップ
- 法人モデル中心だがMacやiPadの在庫も豊富
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
良レベル | 明確・詳細 | 1年間 | 1,100円 | 30年の歴史 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 多少あり | 在庫なし | 常時在庫 |
\1年保証!30年の実績!/
Qualit|大手リース会社直営/ワンランク上の商品品質
Qualitの概要
大手運営の安心感/ワンランク上の品質管理が魅力
- 大手通信商社「横河レンタ・リース」が直接運営する中古パソコンショップ
- 日本ヒューレット・パッカードのプラチナパートナーとしての実績を生かした豊富な商品在庫、厳格な品質管理が特長の信頼できるショップ
- 商品ラインアップは法人モデル(HPが主力)中心でコンシューマモデルはほぼ扱いなし
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
セール品有 | 厳選商品 | 1年間 | 1万円以上無料 | 大手商社運営 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 取扱なし | 業務用WS | 取扱なし |
\業界基準を超えた厳格な品質管理!/
PC WRAP|業界最長の3年保証
PC WRAPの概要
業界最長3年間保証!安心で選ぶならここ!
- 中古パソコン販売歴20年の老舗
- 運営は「株式会社エスエヌシー」システム開発やITシステム構築・運用、リユース事業を展開
- 業界最長の3年保証
- 全商品にWPSOffice2を無料で付属
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
普通レベル | 普通レベル | 業界最長3年 | 9,999円以上無料 | 販売歴20年 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 取扱なし | 業務用WS | 取扱なし |
\業界最長3年保証!販売歴20年!/
まとめ|結局JEMTCのパソコン有償譲渡会ってどうなの?
一般社団法人 日本電子機器補修協会(JEMTC)の主催する「パソコン有償譲渡会の闇」について解説しました。
- 「パソコン有償譲渡会」を主催するのは一般社団法人 日本電子機器補修協会(JEMTC)
- 地域の公共施設を使って全国を巡回
- 集客は新聞折り込み、ポスティング、ラジオCM等、年間12億円以上の広告費
- 出品されているパソコンにはCPUの世代表記がなく善し悪しの判断が難しい
- 譲渡済みパソコンにWindows 11更新トラブルが頻発している?
ホームページも構えていて、組織としてもそれなりの規模があるので、ちゃんと情報開示さえしてくれればご紹介のし甲斐もあるのですが、やはりCPUの世代表記をかたくなに拒んでいるのは看過できません。
「パソコン有償譲渡会」を利用するのはやめておきましょう。
ほかに選択肢はたくさんあります。
もしみなさんの周りで「パソコン有償譲渡会」を検討されている方がいらっしゃったら、当サイトの記事も参照いただき「選択肢はほかにもある」と教えていただければと思います。
この記事がみなさんの中古パソコン選びの参考になれば幸いです。