「ノートパソコンを中古で買うのはやめとけ」
そんな声をネットや口コミで見かけたことはありませんか?
たしかに中古のノートパソコンには、性能のばらつきやバッテリーの劣化、故障のリスクなど、いくつか注意すべきポイントがあります。
そのため「中古のノートパソコンはやめとけ」と言われることが多いのも事実です。
ですが、すべての中古ノートパソコンが悪いわけではありません。
信頼できる販売店から、用途に合った一台を選べば、新品よりもコストを抑えて十分に活用することができます。
この記事では、「中古ノートパソコンはやめとけ」と言われる理由をしっかり整理したうえで、どうすれば安心して中古を選べるのか、ポイントをわかりやすく解説していきます。
この記事を読めば、中古ノートパソコンのリスクが正しく理解でき、その解決策を知ることで、よい商品をおトクに手に入れることができるでしょう。
- 中古のノートパソコンに興味がある
- でも中古は「やめとけ」と言われると不安になる
- 初心者には中古パソコン選びは難しいのかな
- でもできるだけ安くお得にノートパソコンが欲しい
- 中古ノートパソコン選びで失敗したくない

こんな方はぜひお読みくださいね
\初心者でも絶対失敗しない/
「中古ノートパソコンはやめとけ」と言われる10の理由


中古のパソコンに興味があって調べていると「やめとけ」という意見に多く出会います。
「中古パソコンは危ない」「中古パソコンは知識のない初心者には難しい」「騙されるのがオチ」そのような意見が多いのは事実です。
特にノートパソコンは、手荒に使われていたりバッテリーが劣化していたりといった理由で、中古はリスクが高いとよく言われています。
ここではまず、中古のノートパソコンが「やめとけ」と言われる理由(デメリット)について解説します。
最新機種に比べて性能が低い
パソコンは毎年のようにモデルチェンジを行っています。
パソコンの性能は年々向上しているため、現在販売中の最新機種と比較すると、中古パソコンはどうしても性能が低く見られます。
特にここ数年で需要の高まったWeb会議システムや動画編集ソフトなどを使う場合は、古い世代のパソコンでは力不足を感じることもあるかもしれません。
しかし、インターネットや動画を見たり簡単な資料作りといった軽めの作業であれば、中古パソコンの性能でも十分な場合も多いです。
メーカーの保証期間が過ぎている
新品のパソコンには1年から数年のメーカーによる保証がついていますが、中古パソコンはこの保証期間が過ぎているものがほとんどです。
つまり、万が一の故障時に無料で修理を受けられないケースがほとんど。例えば、突然電源が入らなくなっても、修理費用は全額自己負担になります。
このようなリスクを考えると、安心感の面で新品に比べて不利だと言えます。
しかし、中古パソコンであっても販売店によっては独自の保証を設けている場合も多いので、検討の際には保証のしっかりしたショップから購入するのがおすすめです。
バッテリーの劣化
パソコンのパーツは使っているうちに経年で劣化をしていきます。
特にノートパソコンの場合はバッテリーの劣化に注意が必要です。
バッテリーは充放電を繰り返していくと徐々に劣化が進み、満充電で充電できる容量がどんどん減っていきます。
一般に新品時の80%を切るあたりから劣化が感じられ、70%を切ると明確に電池持ちの悪さを体感できるようになります。
バッテリーが劣化したパソコンの場合、最悪の場合は電源ケーブルを抜くとすぐに電源が切れてしまいます。
交換しようとしても、機種によっては入手困難な場合や、バッテリー自体が高額になることもあるため注意が必要です。
ハードディスクの劣化
ハードディスク(HDD)は、物理的な部品で構成されているため、経年劣化の影響を受けやすい部品です。
長期間使用されていたHDDは、データの読み書きに時間がかかるようになったり、突然壊れてデータが消失するリスクもあります。
とくに中古品では、前の所有者がどれほど使用していたか不明なことも多く、目に見えない故障の前兆に気づけないこともあります。
最近のノートパソコンはHDDよりも処理速度が速く耐久性の高いSSDが主流になっています。
中古パソコンを購入の際に、HDDからSSDへ交換をしてしまうのもおすすめです。
SSDへの交換サービスを行っている中古パソコンショップも多いので、ぜひ利用してみましょう。
キズや破損があり見た目が悪い
中古ノートパソコンには、目立つキズやヘコミがあることも珍しくありません。
本体に目立つ汚れやシールの跡が残っている場合もあり、外観を重視する方にとっては購入の満足度が下がる要因になります。
また、見た目の損傷が内部の故障に繋がっている可能性もあるため、単に見た目の問題にとどまらないケースもあります。
見た目が悪い中古パソコンは中身にもトラブルを抱えている場合も多いので、できるだけきれいな状態のものを選ぶと良いでしょう。
非正規ソフトやウィルスの危険性
中古パソコンには、正規品ではないOSやソフトがインストールされている危険性があるといわれています。
特に最近は、Windows 11の動作基準を満たさない低スペックのパソコンに無理やりインストールして「最新OS対応」と販売してたり、出所の怪しいMicrosoft Officeが安価で売られているというケースが目立ちます。
こういった非正規な形で入手したソフトは正規のサポートが受けられないため、使っていくうちにトラブルが生じる可能性が高くおすすめできません。
また、すでにOSやソフトが設定済みの形で販売されているパソコンの中には、ウイルスやマルウェアが仕込まれている危険性も否定できません。
安全に使うには、OSやソフトが正規品であることを確認してから購入するようにしましょう。
個体ごとの当たり外れが大きい
中古ノートパソコンは、一台一台の状態が異なります。
見た目は同じでも、内部のパーツの寿命や使用履歴が異なるため、当たり外れが出やすいのが現実です。
例えば、同じモデルでも、ある機体は動作がスムーズなのに、別の機体では動作が不安定ということもあります。
中古パソコンは使用年数や使われ方によって一台一台コンディションが異なるため、程度のいい商品もあれば悪い商品もあり、ギャンブル的な要素が大きいと思われています。
素性の良くない業者が多い
中古パソコン業界には、残念ながら信頼性の低い業者も存在します。
動作確認が不十分なまま出荷されたり、状態が実際よりも良く見えるように偽って販売されたりするケースもあります。
また最近多いのが、動作保証のない古いパソコンに無理やりWindows 11をインストールし、さらに非正規なルートで入手したMicrosoft Officeをインストールして販売するケース。
すべての業者が悪いわけでは決してないのですが、こういった一部の業者が業界全体の印象を悪くしているのは否めません。
特に価格だけで選ぶと、品質やサポート面で後悔する可能性が高まります。
購入前に、その業者の実績や口コミ、保証内容をしっかり確認することが大切です。
初心者には良し悪しの見分けが難しい
中古ノートパソコンの選定は、スペックや状態を見極める知識が必要です。
初心者の場合、何を基準に選べば良いのかが分からず、結果的にコストパフォーマンスの悪い商品を選んでしまうことがあります。
また、「Windowsが動けばOK」と安易に選ぶと、必要なソフトが動かなかったり、想定よりも動作が重いと感じることもあるでしょう。
購入後も粗悪品だと気づかないことがある
購入直後は問題なく動作しているように見えても、時間が経つと不具合が出てくるケースがあります。
例えば、起動後にフリーズしたり、USBポートが使えなかったりといった症状は、最初のチェックでは見抜けないこともあります。
そのまま気づかずに使い続けてしまい、大事なときにトラブルになるといったリスクも考えられます。



なんだかすごく不安になる….
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知っておきたい中古パソコンのメリット


中古パソコンにはリスクがある一方で、上手に選べば非常にお得な買い物になることもあります。
特に価格や機能面でのコストパフォーマンスは、新品にはない魅力です。
ここでは、中古パソコンを選ぶ際に知っておきたい、主なメリットをご紹介します。
新品より圧倒的に安い
中古パソコンの最大の魅力は、何といってもその価格の安さです。新品のノートパソコンを購入しようとすると、スペックにもよりますが8~10万円以上はかかることが多く、予算が限られている方にとっては大きな出費になります。
それに対して、中古パソコンであれば、普段使いに十分な性能を持つモデルが2万円台で手に入ることがあります。
これだけ価格に差があると、購入時のハードルがぐっと下がります。
特に、文章作成やネット検索、YouTubeの視聴といった軽めの作業が中心であれば、中古でも十分に対応できます。
学生のレポート作成や、在宅ワークの簡単な業務に使う分には、コストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。
初期投資を抑えたい方には最適です。
同じ予算でワンランク上のモデルが手に入る
もし予算が同じ5万円だった場合、新品ではエントリーモデルしか選べませんが、中古であればミドルレンジ〜ハイスペックのモデルを選ぶことも可能です。つまり、限られた予算の中でも性能にこだわった買い物ができるというわけです。
例えば、同じ5万円で考えたとき、新品ではCeleronやPentiumといった低価格向けのCPUを搭載したモデルが中心になりますが、中古であれば第10世代以降の比較的新しいCore i5やi7を搭載したビジネスモデルを選べることもあります。
また人気のMacbookの場合、現行モデルで最安のM3チップ搭載MacBook Airの価格は164,800円からとなりますが、中古であれば2023年モデルのMacBook Proを15万円くらいから選ぶことができます(記事執筆時イオシス価格)。
こうした機種は処理能力が高く、マルチタスクにも強いため、複数のアプリを同時に立ち上げるような使い方でも快適です。
ソフトのインストール時間やデータ転送のスピードも速く、ストレスなく作業に集中できます。
限られた予算であっても処理能力の高いパソコンを購入できるのは、中古パソコンの大きなメリットです。
Windows 11が使える機種も多い
中古パソコン=古すぎて最新OSが動かないというイメージを持たれている方もいますが、実はWindows 11に対応している中古モデルも多く出回っています。
TPM 2.0やセキュアブート、UEFIブートなど、Windows 11に必要なハードウェア要件を満たしていれば、中古品であっても最新OSにアップグレード可能です。
また、最初からWindows 11がインストールされた状態で販売されている商品もあり、OSの設定に不安がある方でも安心して使い始めることができます。
これにより、サポートが終了した古いOSを避けることができ、最新のセキュリティアップデートを受け取れる環境を整えることができます。
2025年10月にはWindows 10のサポートが終了します。
Windows 11への対応が安価で済むのも中古パソコンのメリットです。
環境への配慮
中古パソコンを選ぶということは、単にお得にパソコンを手に入れるというだけでなく、環境への貢献にも繋がります。
現在、電子機器の大量生産・大量廃棄が世界的な問題となっており、その背景には有害物質の排出や資源の枯渇といった課題があります。
まだ使えるパソコンを廃棄するのではなく、リユースして再活用することで、こうした問題に歯止めをかけることができます。
特に企業向けモデルは耐久性に優れているため、数年使われた後でも十分な性能を保っているものが多く、適切な整備を行えば再利用に問題ありません。
このように考えると、中古パソコンを選ぶことは「安くてお得」だけでなく、「サステナブルな選択」でもあるのです
今後ますます環境意識が高まる中で、このような選択肢はより価値のあるものになっていくでしょう。



なるほど!中古パソコンにもメリット色々あるのね!
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中古パソコンのリスクを回避するたったひとつの解決策


中古パソコンには多くの不安要素がありますが、実はたったひとつだけ解決策があります。
それは、信頼のおける購入先から買うこと。
購入先を正しく選ぶだけで、中古パソコンに関するリスクの多くを回避することが可能です。
安心して中古パソコンを活用するためには、どこで購入するかが最も重要なポイントとなります。
ここでは、信頼できるショップの見分け方や、避けるべき購入先などを詳しく解説していきます。



信頼できる購入先?
購入先を間違えなければほとんどのリスクは回避できる
中古パソコンには「性能が低い」「バッテリーが劣化している」「粗悪品に当たる」といったさまざまなリスクがあると言われていますが、実はその多くは「どこで買うか」によって左右されます。
逆に言えば、信頼できる販売店を選べば、そうしたリスクの大半は避けることができるのです。
特に、しっかりと整備・クリーニングされていて、スペック表示も正確で、保証やサポート体制が整っている店舗を選ぶことで、中古でも安心して使える1台に出会える可能性がぐんと高まります。
中古パソコンの品質は「個体差」があるため、品質管理や検品体制の甘い業者から購入すると、思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
だからこそ、信頼性のある購入先を選ぶことが、リスク回避の最重要ポイントとなるのです。
信頼できる購入先は「中古パソコン専門店」
中古パソコンを買うなら、最もおすすめなのが「中古パソコン専門店」です。
こうした店舗は、中古パソコンの取り扱いに特化しているため、検品やクリーニングの技術が高く、細かいところまでチェックが行き届いています。
また、専門店では仕入れ先も明確で、主に企業などの法人向けにリース貸し出ししていた商品など、もともと丁寧に使われてきた業務用パソコンを扱っているケースが多くあります。
これにより、動作が安定していて、使用年数に対して状態の良い商品に出会いやすくなるのです。
さらに、保証期間が1ヶ月〜1年といった形で明記されていることが多く、万が一の不具合にも対応してもらえる安心感があります。
初めて中古パソコンを購入する方にとっても、専門店での購入は失敗の少ない選択と言えるでしょう。
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中古パソコン専門店ってなに?どんな特長があるの?


「中古パソコン専門店」と言われても、いったいどんなショップなのかわからない方も多いでしょう。
ここでは、当サイトが強くおすすめする「中古パソコン専門店」の特長を5つに分けて解説します。
特長①|独自のオンラインショップ
中古パソコン専門店の多くは自社独自のオンラインショップで販売を行っています。
メルカリや楽天市場、ヤフーショッピングなどにも出品している業者もありますが、自社サイトのオンラインショップからの購入がおすすめです。
自社サイトでは販売手数料などがかからないので、価格や保証、送料などの面で大手通販サイトよりもいい条件で販売されていることが多いようです。
また、大手通販サイトのようにいい業者も悪い業者も混ざった状態ではないので、安心して購入が可能です。
新品同様の商品から価格の手ごろな商品まで、独自ルートで仕入れた中古パソコンを幅広く販売しています。
特長②|独自の仕入れルート
パソコンは家電量販店などを通じて個人のみなさんに販売される個人向けモデルと、企業などの法人向けに販売・リースされる法人モデルの2つにわけられます。
中古パソコンの多くは、企業向けの法人モデルが中心になっています。
個人の場合、パソコンは基本的に「使える間は使う」という方が多いでしょう。スマホのように「機種変更」というようなシステムがないため、個人向けのパソコンは中古品の流通ルートが確立されていません。
それに対し企業などではリースやレンタル契約でパソコンを利用することも多く、3~5年ごとに計画的にパソコンの入れ替えるが行われています。
こうした下取りやリース返却で返ってきたパソコンを整備して再販するのが中古パソコンの流通のしくみとなっています。
中古パソコン専門店の中には系列にリース会社やリサイクル会社を持っていることも多く、独自の仕入れルートから良質な中古品を安定して提供することができています。
特長③|独自の品質管理
仕入れた商品は、各社の基準にのっとり厳重に品質管理されています。
まずは情報漏えい防止の観点からデータの消去とディスクの初期化、ウィルスチェックが実施され、その後クリーニングと動作確認ののち、在庫として管理されます。
企業から直接中古パソコンを仕入れているショップや、各自治体に登録されたリサイクル業者から仕入れを行っているショップであれば、情報漏洩えいや非正規ソフト、ウィルス感染の心配はありません。
特長④|独自の商品ランク
品質チェックが済んだ商品は、ショップ独自の基準に沿った商品のランク付け(グレーディング)が行われます。
外観のキズや汚れ、使用感などがチェックされ、A/B/Cランクや良品/並品というようなユーザーが分かりやすい形で商品をランク分けしています。
同じ年式・型式のパソコンでも使われ方によってコンディションが異なる中古パソコンですが、こうしたランクわけによって「当たりはずれ」のない安心した商品選びができるようになっています。
特長⑤|独自の保証
中古パソコンの場合メーカー保証は切れてしまっていますが、ショップ独自の保証をつけていることも多いです。
保証期間や保証内容は各社まちまちですが、中には1~3年というメーカー保証と同等以上の内容でサービス提供しているショップもあります。
中古パソコンを購入する際は、保証期間や内容もよく確認してみましょう。
このように、中古パソコン専門店ではさまざまな独自サービスを提供していますが、中古品である以上どうしてもパーツの劣化についてはある程度のリスクが残ってしまいます。
特にバッテリーやハードディスクは消耗品なので、購入時は問題なさそうでも、いつかは故障して使えなくなってしまうことも考えられます。
ショップによってはバッテリー容量をXX%以上と保証しているところや、購入後の初期不良以外の経年劣化についてもサポートしてくれるところもありますので、各社のサイトを確認してみましょう。
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信頼できる中古パソコン専門店の条件


中古パソコンは専門店から買うことで、そのリスクをかなり軽くすることができますが、専門店であればどこでもいいというわけではありません。
信頼できる中古パソコン専門店の条件は以下の5つです。
信頼の条件①|商品ランクが明確
中古パソコンは個体ごとにコンディションが異なります。
同じ年式の同じモデルでも、使われ方によってキズや使用感、バッテリーの減り具合がことなることから「当たり外れが大きい」「中古パソコンはやめたほうがいい」とよく言われるのは事実です。
しかし信頼のおける中古パソコン専門店の多くは、独自の「商品ランク」を設けて品質を管理しています。
「新品同様/良/並」や「S/A/B/C」など呼び方はショップによってまちまちですが、それぞれ評価基準を設けてランク分けすることで、安心して中古パソコンが選べるようになっています。
中古パソコン専門店を訪れた際には商品ランクを確認して、逆に明確な商品ランクが設けられていないショップはいったん候補から外してもいいでしょう。
信頼の条件②|CPUの世代表記が明確
パソコンの頭脳である重要パーツCPU。パソコンに詳しくなくても「Core i5」とか「Core i7」といった名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
「Core i5」や「Core i7」といったCPUの型番はパソコンの性能を知るうえでとても重要ですが、中古パソコンにとってそれ以上に大切なのがCPUの「世代表示」。型番の後ろに続く4~5桁の数字で確認できます。
CPUの世代表記は中古車で言ったら年式、中古マンションで言ったら築年数に相当する重要な情報です。
2025年10月にはWindows 10の更新がストップするので、これから中古パソコンを買うならWindows 11の正式サポートを受けられる第8世代以降のインテルCore iシリーズをおすすめします。
中古パソコンに多いインテルCore iシリーズのCPU搭載モデルの場合、スペック表のCPU欄に「第8世代」と書かれているもの、もしくは「Core i5-8250U」など、型番の後の4~5桁の数字が8000番台以降のものを選ぶといいでしょう。
信頼の条件③|Windows 11の取り扱いが正しい
先ほどCPUの欄でもご説明しましたが、Windows 10のセキュリティアップデートが2025年10月で終了になります。
これから購入するのであれば、Windows 11に対応した中古パソコンを選びましょう。
中古パソコンで流通の多いインテルCore iシリーズの場合、第8世代以降が正式にWindows 11へのアップグレードに対応したモデルとなりますが、中には動作条件を満たしていないパソコンに、裏技を使ってwindows 11をインストールし「Windows 11インストール済み」と銘打って販売しているショップもあります。
こういったインチキなWindows 11搭載モデルを販売するようなショップからは購入しないようにしましょう。
当記事でおすすめするショップであれば、Windows 11に正式対応したモデルしか販売していないので安心です。
各サイトのWindows 11特集ページか、検索機能でWindows 11を検索してみてください。
信頼の条件④|Microsoft Officeの取り扱いが正しい
新品のパソコンには「Office付き」と称してMicrosoft Officeのライセンスが付与されている商品が販売されていますが、中古のMicrosoftのOfficeは正規ルートで入手できる商品として存在しません。
Microsoft Office 2021(やそれ以前)がインストール済みで販売されているパソコンは、かなり怪しいと考えてください。
海賊版か、法人向けや海外向けのボリュームライセンスを不当に利用している不正利用品の可能性が高いです。
不正利用ソフトとともにウイルスやマルウェアがインストールされている危険性もあり、大変危険。こういった商品を売っているショップから買うのはやめましょう。
当サイトでご紹介している多くの販売店では、高価なMicrosoft Officeを付属しない代わりに、互換ソフトである「WPS Office」などを販売・場合によってはサービスで付属しています。
ひとまずこれを使ってみて、不満であれば正規ルートからMicrosoft Officeを購入するようにしましょう。
信頼の条件⑤|バッテリー残量の明示があればベスト
中古のノートパソコンに搭載されているバッテリーは新品時より少なからず劣化しているので、バッテリーコンディションの善し悪しは性能以上に大事といってもいいでしょう。
しかし多くの中古パソコン専門店ではノートパソコンのバッテリーは消耗品としてとらえられ、保証の対象外となっている場合がほとんど。
バッテリーの劣化や保証対象外を理由に、中古パソコンを嫌う方が多いのは事実です。
ですが中には、80%以上のバッテリー残量の商品しか取り扱わないQualitや、バッテリー残量をスペック表に明示しているBe-Stockといったショップもあるので、こういったところから購入すれば安心です。
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専門店以外から中古パソコンを買うのはどうなの?


中古パソコンは信頼のおける専門店から買うのがおすすめ、とお伝えしてきていますが、その他の方法はどうなのでしょうか?
ここでは専門店以外の中古パソコン購入手段と、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
メルカリやヤフオクなどのフリマ・ネットオークション
中古パソコンに限らず、中古品の購入先としてメルカリ・ヤフオクなどのフリマアプリやネットオークションサイトを思い浮かべる方も多いでしょう。
メルカリやヤフオクで中古パソコンを買うメリット・デメリットとしては以下のようなものがあげられます。
フリマサイトは節約好きな方にとって手軽に利用できる身近な存在ですが、中古パソコンについては、いい商品を見分けることのできる「目利き」が必要な、中・上級者向けの購入先です。
しっかりと目利きができて、変なものをつかまされるリスクも含めて楽しめる(?)ガジェットマニアにとっては面白い購入先ですが、初心者の方にはあまりおすすめしません。
Amazon・楽天・ヤフーショッピングなどの大手ネット通販サイト
Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング等の大手通販サイトでも中古パソコンを購入可能。Amazonのサイトで「Amazon整備済み品」というタグのついた中古パソコンをご覧になったことがある方もいらっしゃるでしょう。
Amazon・楽天市場・ヤフーショッピングで中古パソコンを買うメリット・デメリットには以下のようなものがあげられます。
Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング等の大手通販サイトにはさまざまな業者が登録していて、その中にはいい業者もいれば悪い業者もいる「玉石混交」という状況。かなり悪徳な業者も多いのが実情です。
しかもサイトに並んでいる商品はショップごとにまとまっているわけではなく、表示される商品情報も各サイトのフォーマットで統一されているため、業者の善し悪しを判断することは難しいでしょう。
当サイト管理人もかなり調べましたが、これらのショッピングサイトで商品の善し悪しを判断するには、一台一台詳細情報を確認する必要がありました。
Amazon・楽天市場・ヤフーショッピング等の大手通販サイトで良い中古パソコンを選ぶのはかなり手間がかかります。
結論としては初心者の方にはおすすめはできません。
街のリサイクルショップ
ご近所のリサイクルショップでも中古パソコンを売っているのを見かけたことがあるかもしれません。
リサイクルショップで中古パソコンを買うメリット・デメリットとしては以下のようなものがあげられます。
街のリサイクルショップは、商品の入荷タイミングによっては掘り出し物を見つけられることもありますが、そもそも在庫が安定しない点が大きなデメリットです。
また、リサイクルショップで取り扱っている商品はとても多岐にわたるので、スタッフの中古パソコンに関する知識はあてにできません。
マニアにとっては「お宝」に出会えるチャンスのある購入先ですが、初心者の方にはおすすめしにくいのが現実です。
大手家電量販店
大手家電量販店でも中古パソコンを売っている場合があります。
家電量販店で中古パソコンを買うメリット・デメリットとしては以下のようなものがあげられます。
大手家電量販店は経営母体がしっかりしている点、全国展開している点など、ショップとしての信頼性が抜群というメリットがありますが、常に中古品を取り扱っているわけではありません。
店頭展示品や長期在庫品が中古として店頭に並ぶ場合もあり、そういった商品を見つけられればラッキーですが、実際に店舗に行かないとわからないというのが難しいところです。
ただし例外はあります。それがビックカメラグループの「ソフマップ」が運営する中古パソコンショップ「リコレ!」です。
全国のソフマップ店舗で販売している中古品をデータベース化し、全国どこからでも購入可能にした中古品専用の大規模オンラインショップです。
パソコン有償譲渡会
みなさんは「パソコン有償譲渡会」というのをご存じでしょうか?
一般社団法人日本電子機器補修協会(略称JEMTC)という団体が行っているイベントで、全国各地の公共施設などの会場で中古パソコンを販売(同団体は「有償譲渡」と言っています)しています。
この「パソコン有償譲渡会」は、さまざまな噂が飛び交い、あまりいい評判を聞きません。
当サイトでも同団体のWebサイトに公開されている情報から検証してみましたが「よくわからない」というのが実情。
スペックが不明瞭なパソコンをわざわざお金を出して譲渡してもらう理由はみつかりませんでした。
パソコン有償譲渡会はおすすめしません。



思ったより色々なところから買えるのね



利用するなら専門店と比較検討するのがおすすめだよ
\初心者でも絶対失敗しない/
中古ノートパソコンのおすすめスペック


中古ノートパソコンをどこから買うのが正解なのかについてはご理解いただけましたでしょうか?



うん!専門店から買えばいいのよね
それではもうひとつ重要な「何を買うか」という点についてはどうですか?



そうか、何を買えばいいのかもよくわからないや
先ほども少し触れましたが、2025年10月でWindows 10のサポートが終了します。
これから中古パソコンを購入するのであれば、マイクロソフトが提唱するWindows 11の動作推奨環境をクリアした、Windows 11正規対応モデルを購入しましょう。
その上で、以下のようなスペックを基準に選べばいいでしょう。
- CPUは第8世代インテルCore i5
- パソコンの頭脳であるCPUは、インテルCore i5の第8世代以降がおすすめです。
世代というのはCPUの製造年数にあたり、Windows 11の正規動作基準もこの第8世代以降とされています。
なのでわかりやすくいえば信頼できるショップの「Windows 11正規対応モデル」であれば基本OKと考えていいです。 - メモリは8GB
- メモリとはパソコンのデータの記憶領域で、作業机の広さに例えられます。
容量は多ければ多いほどいいのですが、一般的な使い方であれば8GBもあれば十分です。
中古ノートパソコンの場合はあとから増設できない場合が多いので、購入時にはよく確認しましょう。 - ストレージは256GB以上のSSD
- ストレージもデータの記憶領域ですが、電源を切ってもデータが消えないため長期保存に適しています。
作業机でいう引き出しに例えられるパーツです。
以前はHDD(ハードディスク)が使われていましたが、重くて衝撃に弱い、読み書きの速度も遅いという弱点があるため近年ではSSDが主流となっています。
容量は256GB以上をおすすめしています。 - ディスプレイはフルHDがおすすめ。画面サイズはお好みで
- ノートパソコンはディスプレイも重要です。ディスプレイ性能は画面サイズと解像度の2つをチェックしましょう。
画面サイスは持ち運びやすさに直結します。人気なのは13.3インチから14.0インチのB5ノートといわれるサイズで、外に持ち運んでも苦にならない軽量モバイルノートに採用されているサイズです。
外出先で使わないというのであれば、15.6インチのA4ノートといわれるサイズも画面が大きくおすすめです。
画面解像度はフルHD(1920×1080)がおすすめです。



ぜひ参考にしてくださいね
信頼できるおすすめ中古パソコン専門店5選


実は中古パソコンの専門店も数多くあり、正直なところそのレベルもさまざまです。
そこでこの記事では、中古パソコン購入がはじめてという方にも安心しておすすめできる、信頼できる中古パソコン専門店を5つご紹介します。
Qualit|ワンランク上の品質管理
QualitはIT機器のレンタル・リース業を営む横河レンタ・リースが直営する中古パソコン専門店。
名前の由来は「Quality+IT」。毎日1000台にも及ぶレンタル・リースアップ品の中から厳選した商品のみを販売する「他店よりワンランク上の品質」が自慢のショップです。


Qualitの概要
大手運営の安心感/ワンランク上の品質管理が魅力
- 大手通信商社「横河レンタ・リース」が直接運営する中古パソコンショップ
- レンタル用に自社購入した中古PCを販売するため調達コストゼロ。安価で販売可能
- 毎日大量入荷する中古PCからいいものだけを厳選して販売
- 他社よりワンランク上の厳格な品質基準
- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
安価 | 厳選商品 | 1年間 | 1万円以上無料 | 大手商社運営 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 取扱なし | 実はおすすめ | 取扱なし |
\業界基準を超えた厳格な品質管理!/








Be-Stock|きめ細かな購入前サポート
Be-Stockは1993年から中古パソコン販売を続けている実績のある中古パソコン専門店。
レノボのThinkPad専門のショップも運営しています。
購入前の個別質問にも丁寧に答えてくれるサポートの良さが評判で、中古パソコンでありながらメモリやストレージの増設といったカスタマイズ対応もしてくれる頼れるショップです。


Be-Stockの概要
法人モデル中心でThinkPadに強い!
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- 30日間以内なら自己都合の返品可
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- かんたん評価
コスパ | 品質 | 保証 | 送料・納期 | 信頼性 |
最安級 | バッテリー 残量明記 | 1年間 返品対応 | 1,100円 | 30年の歴史 |
- 取扱商品(品揃え)
Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
在庫豊富 | 常時在庫 | 多少あり | 在庫なし | 常時在庫 |
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PC WRAP|業界最長の3年保証
PC WRAPはコスパに優れた商品を扱う中古パソコン専門店です。
最大の特徴は業界最長の3年保証。中古パソコンは保証が不安という方におすすめのショップです。


PC WRAPの概要
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- 中古パソコン販売歴25年以上の老舗
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Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
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東京秋葉原や大阪日本橋など全国に店舗を構える人気ショップ。スマホの販売や買取でも有名です。
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安価 | ランク明確 | 3か月 | 970円~ | 実店舗が有名 |
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Windows | Mac | 個人向けPC | ゲーミングPC | スマホ・タブレット |
常時在庫 | 在庫豊富 | 在庫豊富 | 多少あり | 在庫豊富 |
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ジャンクワールド|豊富な在庫とコスパが自慢
リサイクル業を営む株式会社アールキューブが運営する中古パソコン専門店。
年間販売台数50000台の実績と豊富な在庫から選べるコスパの良さが魅力のショップです。
まとめ|「中古ノートパソコンはやめとけ」10の理由と1つの解決策


「中古パソコンはやめとけ」と言われる10の理由と、そのたった1つの解決策について解説してきました。
- 中古パソコンにリスクがあるのは事実
- ほとんどの場合は間違った先から購入したケース
- 中古パソコンは専門店から買うのが正解
- 各社の保証内容の違いは要チェック
中古パソコンのリスクをしっかり理解して、間違いのない購入先から買うようにしましょう。
この記事が、みなさんの中古パソコン選びの参考になれば幸いです。



